2018年01月31日

国語ができない

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国語ができない、というお悩み、多いですね。
「読解力がない」「文章表現できない」ということは、ほとんどもうあきらめのようになっていて、塾や予備校、参考書や問題集では解決できないもののように思え、あきらめてしまっている人も多いようですね。
なんとなくできて、なんとなく伸びない教科。生まれつきの能力差に左右され教科。そう思われている様子。
でも、それは間違いです。
うちの塾生のほとんどが口コミだったり、兄弟、友達の紹介を受けていることで分かります。
先日入塾した女の子は、「国語なんてできるようにならない」と思い込んでいたのですが、当塾を紹介され、少し勉強しただけでも国語学習方法が少し見えたらしく、友達にも「できるようになるって!」と教えたのだそう。

国語はずばり積み重ね。
文学者になるためや、うつくしい文章を書くため、あるいはすぐれた視点を持った批評家になるには、やはり才能はいりますが、学習言語(ものごとを理解するための国語)としては、間違いなく積み重ね回数です。
考える回数、読む回数、話し説明する回数、書きまとめる回数。
これにより、読める語彙と使える語彙を増やし(言葉を知らないと、ものも考えられない)、論理や構成、きまりごとに慣れ、さらに自分で使えるようにし、そんな繰り返しでさまざまな理解ができるようになるのです。
年齢を経れば経るほど、この積み重ねをしている人としていない人の差が生まれ、少しずつその差をつめるのが難しくなります。

でも、大丈夫。良質の学習の積み重ねで、速度をあげて成長することが可能です。
一番良質なのは、テキスト(事象)を理解し、それをまとめていくこと。
できれば、本文を見ず、まるで自分の考えのように。

先日、自分の意見を言えるようにしてほしい、という注文がありましたが、それにはまずどんな意見があるのか、ありうるのか知らなければ無理です。考えの型を知ることとでもいいましょうか。
オリジナルは完全に無から生まれるわけではなく、先人の知恵や意見の上に生まれます。
つまり、意見を言う前に、いろいろな練習や知識が前提になるのですね。
そういうことを考えても、まずは知識の吸収、そして吸収の仕方を覚えることが大切。
吸収しているうちに、自分の表現も分かってきます。

学年に応じて、そのコツを説明していきますね。shutterstock_437994868.jpg
posted by るみ先生 at 22:34| Comment(0) | 学習方法