2017年03月02日

何のために学ぶのか

良い私立中学が集中する地区だからでしょうか、京阪神地区はどうしても小学生からの塾通いが過熱しがちだと感じます。しかし、そのために健康を害したり、大人になるためにぜひ通過したい様々な学びを十分に味わえないとなると、自分の持っている可能性を最大限まで開き社会で活躍できるためしていることが逆効果になります。十分な睡眠、運動、そして何より学び知りできることが増える喜び。それらを得てこその学びであり、習得もそうでないときと比較して格段に早くなります。また、小学生のする中学受験の勉強がどのように将来に生きていくかも重要です。よくテクニックについて問われますが、自分には理解できない文章から「まるで分かったかのような答え」を「答える方法」を幼い時から学び、何を得るのでしょうか。中学受験(というより、中学受験用の模試・テスト)でよくある「抜き出し」方法を鍛えても、中学、高校、大学へと高度な内容を読み込む能力(ひいては、要求される試験にも)に役立ちません。思考力、教養を含めた多様な知識、そういうものの積み重ねのうちに国語力は伸びて来るものです。すべての生き方の基本となる小学生の時期に「文章の内容は分からなくても気にしない」「続きも気にならない」なんて態度を訓練していいことはないです。
今年、志望校に合格なさったお母さまから「不思議な塾ですねぇ」と感想を言われました。全く無理だと思われるほどの模試やテストの状況ながら、資質や思考を鍛え、学習の楽しさと自分の努力の必要性に目覚めさせつつ、気が付けば安心して合格できる状態になっていました。そこに苦しさがほとんどなかったので、先のお母さまの発言になります。松桜塾の学習に苦しさはほとんどありません。本や漫画、現実の事物を元に鍛える読解・思考、そして表現の訓練が、テスト勉強以上に効果的なのは、高い実績が証明しています。
posted by るみ先生 at 15:29| Comment(0) | 学習方法

2016年01月31日

受験、終盤戦

近畿の中学入試はひと段落しました。
東京の受験組と一部の近畿の中学、そして高校受験と大学受験が残っています。

常々、思うのですが、結果は実力とかけ離れたものではありえないとはいえ、実力通りのものとも言い難い。だから、結果に一喜一憂するのは仕方がないとはいえ、気にしすぎるのも「ちっちゃい!ちっちゃい!」
努力したことも学力を上げたことも、試験に対して向き合ったことも。すべて、結果次第で消えたり現れたりするものではありません。全部その人の中に残っています。中学受験の場合、それをサポートした親御さんの中にも。

合格したのなら、次はその中でどう取り組むか。公立中学以外、似たような子どもの集まりです。志望通りの学校であっても、そうでなくても、その中でまた新しい取り組みが始まります。学校の方針を自分にどううまく活用するのか、そしてその中で自分がどう変わっていくのか、とても楽しみですね。

ちなみに、松桜塾は受験終了・進学と同時に辞める人もいますが、最近ではやや少数派。できるだけ継続する人が多いようで、受験修了の翌週にも小6生がたくさん来たのには、私も驚きました。
(先生)「しばらく勉強したくないんじゃないの? 休憩してもいいのよ?」
(生徒)「いやー、ここの勉強はしとかないと。」
(生徒)「え、受験用の勉強じゃなくて、いつもの勉強に戻るんでしょ? したくって受験が終わるの待ってたの」
(生徒)「え、松桜塾って塾なの?(おいっ!)」
みんな塾が大好きなようで。
というわけで、みんなの期待に応えて、受験で止まっていたプログラムの再開や新しい単元・スキル・本を用意して待ってます。
いやー、ほんとに、勉強しているのに、みんなイキイキしています。ストレスだったんですねぇ。



posted by るみ先生 at 19:16| Comment(0) | 塾長のつぶやき

2015年11月06日

懇談→研修→入試

懇談が一通り終わりまして、現在は意見の集約とフィードバック、講師間での共有を進めています。
さらに、どうすればよりよく教えられるか、どうすれば個別のニーズにベストに応えられるか、こんなことを考えながら、現在は研修・セミナー・勉強会の日々。11月って、なぜか講演会なんかも多いんですよね。

そこで決まって語られるフレーズがあります。
「現在は、明治維新以来の時代の変革期である」
確かに。
5年前は普通でなかったことが普通になり、また変革のスピードは加速している。
ネット上で話題になりましたが、「2020年になくなる職業」予想は、現実に起こっている変革・イノベーションと合わせると信憑性も高い。
日本の大学改革の一環として入試改革も行われますが、その内容もかなり刺激的。CBT-IRTのシステムを聞いた時には、若干クラクラしました。
複合型と総合型の学習システムは、オランダやアメリカの一部の私立学校のシステムを見たこともあって、私にはとてもまっとうな発想に思え受け入れやすいですが、他の人にはどうでしょうね。
今の学習システムで「よい」成績を収めたり、今までの学習方法で「よい偏差」を生んできたということが、同じように高い価値評価を受け続けるかどうかは分からなくなりました。
とはいえ、新しい時代と新しい価値にはわくわくする気持ちを抑えきれません。
先述したなくなる職業の代わりに、新しい職業が生まれてきて、子どもたちは親世代の考えたこともない知らない職業に就きます。
どんな時代になろうとも、自分で考え、自分で知識や技術を習得し、そこから新たな価値を創造する子どもにしておくことが、何よりも大切です。

先日、6年生の中学受験を受けるという男の子と入試の演習をしました。その文章は「青春の在り方」という難解なもので、使われている語句も言い回しも少し古くて12才の子供にはまだ厳しかったと思います。
しかし、ゆっくりと読み解くと、真の人間になるために、貴重な青春期を好きなことも思いっきりしながら、自分の人格を鍛えるためのことも忘れないようにという内容が理解できました。その時、その男の子は顔を上げ「これ、今読んでおいてよかったわ。オレ、いやなことからは逃げがちやから」と私に伝えてくれました。
読書創造って、こういうことだよね、これは入試でもなんでもやり方次第で可能だな、そして、点数以上に大切なことだな、と感心しました。
読解力って、すべての基本。読み、解釈する力がなかったら、先の勉強が何もできない。自分をよくする方法も見えてこない。

教育はある種与えられるものですから、子どもの育ち方に大人は責任があります。
冷静に、でも、前向きに、学力をつけていきましょう♪

まず、読書ですよ。

posted by るみ先生 at 10:00| Comment(0) | 塾長のつぶやき